dellblorin日記

袖擦り合うも他生の縁

コインチェックのマネックス売却を見て仮想通貨から足を洗った

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保有していた仮想通貨を全て売却した。去年12月初めに仮想通貨に手を出した、所謂出川組より一足早く参入したため年初の大暴落を挟んでも一応プラスで終わることができた。

個人的に仮想通貨の未来は暗いと思っている。今は有象無象の個人や企業が仮想通貨を発行しているが、いずれ中央銀行が仮想通貨を発行すると思う。その時初期から仮想通貨に携わってきたサイバーリバタリアン達の、通貨を国家や権力から解放し個人の物とする高邁な理想は砕け散るだろう。

いずれ悲惨な結果になるとしてもそれまでには時間があるだろうし、まだ何回かバブルが来るかもしれないと仮想通貨を保持していた。去年の年末の大きな含み益が年初に露と消えたため、女々しく出口でうろちょろしていたといった方が正確かもしれないが。

だが、全ての仮想通貨を清算する決定をした。色々理由はあれど最大の理由がコインチェックマネックスへの売却である。

www.nikkei.com

額はたったの36億円。NEM流出騒動でコインチェックが支払った金額は400億円超だ。これだけのお金をポンと出せるだけの儲けがあったわけだ。そのコインチェックの売却額は36億円というのは格安だ。

この金額はコインチェックマネックスの今後の仮想通貨市場の判断を表していると思う。要は今後仮想通貨市場は縮小する一方で盛り上がることはない、せいぜい要求できる、払っていい金額は36億円程度という判断なのだ。

そう考えた時、私は全ての仮想通貨を売却する覚悟ができた。だらだら保有して損失を拡大させるより、黒字のうちに手仕舞いが賢い投資判断だろう。私はこれで退出するけれど、ひょっとするとまた再参加するかもしれない。退出の覚悟ができたのも再参加の意思が燻ぶっているのも、最後に手を出したNANJコインにおいしい思いをさせてもらったからだ。有難うNANJコイン!