dellblorin日記

袖擦り合うも他生の縁

ネットスーパーを使うと食費が安くなる不思議

ネットスーパー

日頃、食料品や日用品の購入にネットスーパーを使っている。コロナ禍で利用し始めた人も多いだろう、出不精の私は以前から利用していた。ネットスーパーのネックが送料だ。私の使う地元のネットスーパーは送料500円程度。外出せずに済む代償として、食費が若干高くなるのは諦めていた。

だがある時気づいた。送料が掛かるのにネットスーパーを使うと食費が安くなる。なぜ、こんな不思議なことが起きるのか。考えるに以下の理由と思われる。

目移りして余計な物を買うことがない

実店舗には様々な商品があり、どうしても目移りし購入予定でない物まで買ってしまうものだ。

購入前の考える時間がたっぷりある

本当に必要か考える時間がたっぷりある。誰しも必要と思い買ったが無駄だった、冷蔵庫で腐らせてしまった経験はあるだろう。

購入回数が少ない

私は月2回ネットスーパーを利用する。回数が多いと送料が嵩むからだ。買い物の回数が多いほど、余計な物を買う可能性は高まる。実店舗に行っていた頃は週2、3回通っていた。



わざわざ外出する必要がなく、月の食費も安くなるならネットスーパーを使わない理由はない。だが、スーパー側からすると悪夢かもしれない。

以前、実店舗で紙を片手に商品をカゴに入れる店員を見た。あれはネットスーパーの注文だろう。普通は客が自分で商品を取り、レジに持って行き精算してくれる。それと比べネットスーパーは店に掛かる負担が大きい。さらに月の購入金額が下がるなら、ネットスーパー事業なんてすぐ止めたいが店側の本音だろう。送料にしてもたかが数百円で元は取れないはずだ。

ネットスーパーの利用数は増え続ける。まず楽だし、外出しにくい高齢者も増える。競争が激化すれば送料も無料になるだろう。現在、どこの会社もネットスーパー事業で儲かっているように見えない。今後を見据え、赤字覚悟の先行投資ということなのか。

今は既存店舗を利用して注文に対応しているが、ネットスーパー専門の施設とシステムを作らないと、黒字化は難しいのではないか。