dellblorin日記

袖擦り合うも他生の縁

日本の交通警察は素晴らしい

パチンコ・パチスロ・違法賭博

先日、警察に一時停止違反で捕まった。真夜中の深夜2時過ぎ、コンビニに行くために原付を走らせており、丁字路で左折すると警察に止められた。一時停止違反だという。1台の車も走っておらず、1人の通行人もいない静寂と暗闇に包まれた田舎の深夜2時過ぎのことであった。

3人の警官が降りてきて免許証を見せろというので見せる。そしてなぜか電話番号を教えろと言い出した。ネットで調べると最近は求めてくるらしい。私は固定電話はすでに解約済み。携帯しか持っていないが自分の番号など覚えていない。今はLINEなどのアプリで通話するし、自分の番号を目にする機会などネットの会員登録や口座開設くらいである。

私が覚えていない旨を伝えると一番年配の男性警官が、怒をこめた言い方でそんなわけはない、自分の番号くらい覚えているだろうと無礼な態度をとってきた。LINEだのアプリだの最近の事情なんて理解不能という感じの年配警官である。

私はそもそも免許証まで見せているのに何のために電話番号が必要なのか、免許証という公的な身分証明書を提示しているのに電話番号などいらないだろうと主張した。だが、その男性警官は免許証は引っ越しをしているのに、住所変更の手続きをし忘れている場合もある、本人に確認する事態が起きた場合に備え電話番号もいるんだの一点張り。馬鹿か。住所変更を届け忘れる、必要な手続きをしないなんてホームレスぐらいだ。

必要ない、必要あると言い合う不毛な時間を繰り返していると、年配警官がカッカし始めならば自宅に一緒に確認に行きましょうか、仕事場には電話番号が登録されているでしょ、仕事場に行って確かめようか、などと声荒げ始めた。

市民が納めた税金で食わせてもらっている分際の公務員のこの無礼な態度に、私もカチンときた。恐らく年配警官は私が本当は番号を知っているくせに知らないととぼけていると思い込んでいたのだと思う。そこで、なら自宅へ来てください、早く行きましょう、そのパトカーに乗りましょうか? と言った。警官はバイクで先導してくれればついていくと言い、私は原付に跨った。心なしかキックが強かった気がする。

自宅に戻り番号を確認して警官に伝えた。警官はお手間かけて申し訳ありませんの一言もなく、また上記の住所変更したのに忘れている場合があるからと非現実的な言い訳を繰り返した。しかも最後には私がウインカーを出すのが遅いとまで言ってきた。警官とはかくも最後にケチをつけないと話が終われない生き物なのか。

私は日本の警察官の職務に対する高い情熱、使命感に感動した。深夜2時過ぎ、人っ子一人いない1台の車も走っていない田舎の街中での一時停止違反を律義に捕まえ、職務遂行のためなら無理やり自宅にまで戻らせ、ビルゲイツですら買えない貴重、且つ有限な時間という資源と手間を消費させる。

それだけ面倒なことをやらせながら、一言お手間をかけて申し訳ないなど配慮の言葉もなく、最後まで居丈高な態度を取り続ける。警官は侮られると仕事がし辛く、市民の安全を守る使命を果たし難くなるという考えあってのことだろう。きっと内心こんな無礼な態度をとるなんてと人として苦しかったに違いない。

こんなにも職務忠実な日本の警察官達なら、きっと日本に蔓延る違法賭博パチンコを早晩潰してくれるに違いない。彼らがいる限り日本の未来は眩しいくらいに明るいのだ。