今年3月の日経新聞の記事にドラッグストアが拡大傾向。現在は1.9万店の店舗が2025年に3万店に増加、という予測が書かれてあった。これを素直に株価に反映させると1.57倍に値上がりするかもしれない。そう思って現在のドラッグストア銘柄を調べてみた。
調べたのは日本のドラッグストア売上規模上位5社のPER。
- ウエルシアホールディング 28.26倍
- ウエルシアホールディング 28.26倍
- ツルハホールディングス 27.78倍
- マツモトキヨシホールディングス 24.29倍
- コスモス薬品 27.05倍
- スギホールディングス 22.67倍
PERは平均15倍といわれるので、1.6倍はPER24倍となる。すでに株価に将来の成長予測が織り込まれているわけだ。
今後、高齢化が進みよりドラッグストアが利用されるのは間違いなく、意外にもドラッグストはインバウンド消費の恩恵にもあずかっている(平成26年に化粧品などの消耗品も免税対象になった)。しかし市場の拡大は鈍化している。
家電やゲーム銘柄などは1つのヒット作で高騰することがあるが、小売業は業績が予測し易く劇的な値動きは滅多にしない。
注目するのが遅過ぎた。
参考文献
ドラッグ店、小売りの主役、コンビニ猛追、店舗純増6% 高齢化ニーズに照準。 ドラッグストア業界の最新M&A動向 ドラッグストア業界の現状及び業界を巡る環境の変化について