dellblorin日記

袖擦り合うも他生の縁

WiMAX2+プロバイダ各社の料金プランを徹底比較した【2017年7月版】

            <h2>さようなら、ぷららモバイルLTE</h2>

モバイルルーターでネット接続のイラスト

2年近く使ってきた「ぷららモバイルLTE」がサービス終了となった。時間帯によっては異常に遅く何も出来なかったりしたが、全体としてはそこそこ満足していたため悲しい。しょうがないので移住先を求めて色々調べてみた。

私はよく引っ越しするので固定回線は選択肢に無い。色々調べた結果、WiMAXを移住先に選んだ。今までより若干利用料が高くなるが問題無い。何より今までとは速度が雲泥の差といえるほど速くなるのが嬉しい。

以前、ぷららに決定する時もWiMAXと最後まで悩んだが、その頃のWiMAXは3日で3GB制限で、誇大広告と一時期炎上しマスコミにも取り上げられていた時期だ。3日で3GBは少ないなとぷららに決定したのだが、現在は3日で10GB、自分の用途では充分な通信量となっている。

WiMAXは本家UQコミュニケーションズ以外にも回線を借りる形で様々な業者が提供している。そのため同じWiMAXでも料金やキャッシュバックなど内容が若干異なる。今回は代表的なWiMAX業者の料金プランなどを調査比較してみた。

 

 

WiMAX2+系ギガ放題サービスの一覧

分かり易くするため全てWiMAX2+、ギガ放題、2年プランで比較している。比較したプロバイダは、

以上の6プロバイダだ。尚、料金は税抜価格、2017年6月現在の内容である。

 

 

UQ Flatツープラス ギガ放題

uq

UQ WiMAX

[table id=2 /]

2年間の合計料金

3,696円 × 3ヶ月 + 4,380円 × 21ヶ月 - キャッシュバック10,000円 = 93,068円

キャッシュバックに関して

キャッシュバックはUQコミュニケーションズのサイトからではなく、専用キャンペーンページから申し込まないと受け取れない。

【WiMAX2+】モバイルネットの最強へ。

UQの備考

  • auユーザーはauスマートバリューmineが適用。auスマートフォン月額料金が最大934円割引される。
  • 公衆無線LAN(UQWi-Fiプレミム)が無料で利用可能。
  • 利用料は日割り計算。つまりいつ申し込んでも損得がない。

まとめ

本家UQコミュニケーションズだがあまりオススメしない。利用料金は別段安くもないし、本家でありながらキャッシュバックが分かり難い(専用ページの経由が必要)。しかも現金ではなく商品券だ。

ただキャンペーンページを経由すれば後は特段何かする必要がなく、契約月の翌々月末までには発送される迅速さは評価したい。他のプロバイダはとにかくキャッシュバックの受け取り手続きが複雑で、権利を失効させたい思惑が思い切り透けている。

他のプロバイダは端末代金0円が多いがUQは主要な端末が2,800円となっている。

公衆無線LANサービス「UQWi-Fiプレミム」があり、無料で利用可能なのは高評価だ。他のプロバイダは非対応が多く、よくて有料オプション。UQWi-Fiプレミムに対応していればルーターを忘れたりしてもWiMAX2+を利用できる。

本家という安心感とサポートの手厚さを求める人向きといえる。

 

 

RaCoupon WiMAX2+ ギガ放題

RaCoupon WiMAX2+

毎月2,000円台でインターネット♪RacouponWiMAX 【楽天クーポン】

[table id=3 /]

2年間の合計料金

2,312円 × 3ヶ月 + 2,996円 × 21ヶ月 = 69,852円

キャッシュバックに関して

RaCouponは月額料金を安く抑えるためかキャッシュバックを行っていない。

RaCouponの備考

  • auスマートバリューmineの適用が無い。
  • 公衆無線LANは非対応。
  • 割引チケット1,000円分ゲット。
  • 料金体系がコロコロ変わる。

まとめ

料金は最安値クラス。しかし細かく計算すると料金はGMOが安い。端末は色を選ぶことができないし、ネットで調べた限りサポートに難があるという声が多い。

他のプロバイダでよくある「auスマートバリュー mineが適用」も無く、auユーザーは適用されるGMOを選ぶべきだ。

悪いとは言わないが、GMOよりRaCouponを選ぶ理由は無いのではないか。

 

 

GMOとくとくBB WiMAX2+ ギガ放題

GMOとくとくBB WiMAX2+ ギガ放題

GMOとくとくBB

[table id=4 /]

2年間の合計料金

3.609円 × 2ヶ月 + 4,263円 × 22ヶ月 - キャッシュバック30,100円 = 70,904円

キャッシュバックに関して

キャッシュバックは選択端末とクレードルの有無で金額が変わる。

選択端末がW04の場合

  • 30,100円キャッシュバック
  • または27,000円キャッシュバック+クレードル(無料)

選択端末がWX03の場合

  • 30,100円キャッシュバック
  • または26,800円キャッシュバック+クレードル(無料)

選択端末がW03の場合

  • 30,500円キャッシュバック
  • または28,500円キャッシュバック+クレードル(無料)

選択端末がSpeed Wi-Fi HOME L01の場合

  • 26,000円キャッシュバック

選択端末がnovas Home+CAの場合

  • 27,000円キャッシュバック

【GMOとくとくBB】WiMAX2+キャッシュバックキャンペーン

安心サポートに加入しないとキャンペーンが適用されない

GMOでキャッシュバックなどキャンペーンを受けるためには、安心サポート(月額300円)か安心サポートワイド(月額500円)に加入が必須。これは強制加入で拒否不可能。

しかし安心サポートは解約可能。キャンペーンページに以下の記述がある。

※ 安心サポートがご不要の場合は端末発送月の翌月以降にBBnaviよりお手続きください。

安心サポートは最初の2ヶ月間無料、安心サポートワイドは初月のみ無料だから、このうちに自分でBBnaviから解約手続きをする必要がある。これを知らないと毎月安心サポート料金を支払い続けるため注意。

契約後、安心サポートを解約してもキャッシュバック等のキャンペーンが無効になることはない。

Wi-Fi(公衆無線LAN)接続オプションも強制加入

安心サポートと同じようなもので「Wi-Fi(公衆無線LAN)接続オプション」がある。これは公衆無線LANを月額362円(税抜き)で利用できるオプション。

これも強制加入だが最初の2ヶ月は無料で、安心サポートと同じくBBnaviより解約可能。GMOは利用料金が安い分、色々とトラップがあるので注意されたし。

GMOの備考

  • 毎月GMOとくとくポイント100Pゲット(毎月支払いに利用可能)
  • auユーザーはauスマートバリューmineが適用。auスマートフォン月額料金が最大934円割引される。
  • 公衆無線LANは対応だが有料(月額362円)。
  • キャッシュバックは新規登録者のみ。WiMAX以外のサービスでGMOとくとくBBに既に加入していても非対象になる。

まとめ

料金は最安クラス。とくとくポイントも含めるとRaCouponより安くなる。RaCouponと違いauスマートバリューmineが適用され、端末の色も選択可能。auユーザーであれば迷わずGMOだろう。

問題はキャッシュバックの受け取り方が煩雑な点(他所のプロバイダも同じだが)。

キャッシュバック特典は、端末発送月を含む11ヶ月目に基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の振込に関するご指定口座確認のご案内メールを送信し、ご返信があった翌月末日(営業日)にご指定の口座に振り込みます。基本メールアドレスはGMOとくとくBBへのご入会時にお作りいただくメールアドレスとなります。キャッシュバックのお受け取りに関してはキャッシュバック特典の振込に関するご指定口座確認のご案内メールをご確認ください。また、振込時期までに以下に該当する場合、キャッシュバック特典は適用されません。

 

最安狙い、auユーザーならRaCouponよりGMOを勧める。

 

 

@nifty WiMAX2+ Flat 2年 ギガ放題

nifty WiMAX2+ Flat 2年 ギガ放題

ニフティ

[table id=5 /]

2年間の合計料金

(4,100円 + 250円)×(24ヶ月 - 3ヶ月)- キャッシュバック20,000円 = 71,350円

口座振替の場合 (4,100円 + 250円 + 200円)×(24ヶ月 - 3ヶ月)- キャッシュバック20,000円 = 75,550円

キャッシュバックに関して

niftyは最もキャッシュバックが受け取り易いプロバイダ。簡単に見付かるキャンペーンページから申し込み、会員ページで銀行口座を登録すればキャッシュバックを受け取れる。極めて良心的だ。

@niftyWImax

@niftyの備考

まとめ

料金はRaCouponやGMOほどではないが安く、キャッシュバックは調べたプロバイダで最も分かりやすかった。安いプロバイダの割には支払い方法に口座振替がある。クレジットカードを持っていない人には重要だろう。

@niftyは2017年6月28日に口座振替非対応になった。口座振替で支払いたい人は後述するBIGLOBE一択といえるだろう。

全体的な使い勝手では@niftyが最も優秀と感じた。最安に拘らないのであれば@niftyを勧めたい。

 

 

BIGLOBE WiMAX2+

BIGLOBE WiMAX2+

BIGLOBE WiMAX 2+

[table id=6 /]

2年間の合計料金

3,695円 × 2ヶ月 + 4,030円 × 22ヶ月 - キャッシュバック20,000円 = 76,050円

口座振替の場合 3,695円 × 2ヶ月 + 4,030円 × 22ヶ月 - キャッシュバック20,000円 + 手数料200円 × 24ヶ月 = 80,850円

3,695円 × 2ヶ月 + 4,030円 × 22ヶ月 - 1000Gポイント × 24ヶ月 = 72,050円

口座振替の場合 3,695円 × 2ヶ月 + 4,030円 × 22ヶ月 - 1000Gポイント × 24ヶ月 + 手数料200円 × 24ヶ月 = 76,850円

キャッシュバックに関して

キャッシュバックの記載はBIGLOBEのウェブサイトには一切無く、キャンペーンページのみ存在。必ずキャンペーンページからWiMAXを申し込む必要がある。

サービス開始時のアンケート依頼が郵送される。内容に従いBIGLOBEページ内の会員専用ページからアンケートに答える。回答期限があるため要注意。

サービス開始12ヶ月後、キャッシュバック用の「振替払出証書」が届くため、郵便局もしくはゆうちょ銀行に持参し現金を受取る。有効期限があるため要注意。

キャッシュバックはサービス継続利用も条件であり、現金キャッシュバックのみは12ヶ月、月額料金値引き+現金キャッシュバックは24ヶ月。

キャッシュバックを設定していると違約金が発生する。月額料金値引き+現金キャッシュバックは8,000円、現金キャッシュバックのみは15,000円。これは解約金とは別のお金になるため要注意。

BIGLOBE WiMAX 2+ キャンペーン

Gポイント付与に関して

BIGLOBEはキャッシュバックとGポイント付与の2つのキャンペーンを選択可能。Gポイントは毎月のWiMAX利用料に充当できる。

Gポイントは執筆現在毎月1000P、ポイント付与は24ヶ月続くため、1000P × 24ヶ月 = 24,000円(1P=1円)となる。

キャッシュバックの受け取りは12ヶ月後(振替払出証書が郵送される)となるが、Gポイントは初月から受け取れる。毎月の利用料が実質1,000円値引きとなるため、2年契約を継続するなら総額はキャッシュバックよりお得になる。

BIGLOBEの備考

  • auスマートバリューmineに対応。
  • BIGLOBE Wi-Fi(公衆無線LAN)を月額250円のオプションで利用可能。
  • キャッシュバックかGポイント付与か選択可能。

まとめ

キャッシュバックがとにかく煩雑。何が何でも払いたくないという意志を感じる。料金も高め、キャッシュバックもとても高いわけではない。

しかし、Gポイント付与というキャンペーンを選べば利用初月から利益(毎月の利用料が1,000円安くなる)を享受可能。2年契約を継続すればキャッシュバック額20,000円を超える24,000円お得。

支払い方法に口座振替があるが、同じく対応している@niftyの方が料金は安い。安さならRaCouponかGMO口座振替対応なら@niftyが良い。

2017年6月までは@nifty口座振替対応だったが終了。現在、WiMAX口座振替で利用したいならBIGLOBE一択。

最安のRaCouponとGMOには叶わないが、キャンペーンにGポイントを選択すれば2年間の利用料は前述2プロバイダに肉薄する。

 

 

DTI WiMAX

DTI WiMAX

DTI WiMAX2+

[table id=7 /]

2年間の合計料金

3,500円 × 3ヶ月 + 4,300円 × 22ヶ月 - キャッシュバック29,000円 = 76,100円

キャッシュバックに関して

DTIのキャッシュバックの適用条件は分かり辛い。内容を以下に列挙する。

  • 契約開始月を含む12ヶ月目まで利用を継続している。
  • 12ヶ月目翌日にキャッシュバックの案内メールが、楽天「メルマネマスペイメントサービス」の送金通知メールにてDTI連絡先メールアドレス宛てに送られてくる。

流石にBIGLOBEほど煩雑ではないが分かり難い部類だろう。

DTI WiMAX2+ギガ放題プラン登場!

DTIの備考

まとめ

DTIは今後どうなるか分からないが、今のところ数少なくなったデビットカード支払いに対応したプロバイダだ。クレジットカードを持てない人はデビットカード支払いに対応したプロバイダには価値があるだろう。

デビットカード支払い対応は珍しいので一応紹介した。

 

 

各プロバイダ比較の一覧

各プロバイダのプランを比較一覧表

2年間の利用料総額一覧(安い順)

[table id=8 /]

 

 

結論

安さでGMOとRaCouponが二強。安さを最重要視してる人はこの2プロバイダで迷うと思うが、個人的にはGMOがオススメ。2年間の利用料総額はほとんど変わらず、GMOは毎月料金支払いに使える「GMOとくとくポイント」が100P(2年で2,400円)貰える。

とくとくポイントを引いた料金は68,504円となり、RaCouponの69,852円より安くなる。RaCouponにはないauスマートバリューmine適用もある。最安値狙いで、さらにauユーザーであればGMOを選ぶべきだろう。

クレジットカードを持っていない、キャッシュバックで手間を掛けたくない人は@niftyが良い。口座振替対応でキャッシュバックの受け取り手続きも分かり易い。同じようなプロバイダはBIGLOBEだが料金面で@niftyが勝っている。

@nifty口座振替非対応となったため、クレジットカードを持たない人はBIGLOBE一択。キャンペーンでGポイント付与を選べば@niftyと遜色ない低料金でWiMAX2+を利用可能。

とにかく安さで選ぶ

GMOとくとくBB

総合点で選ぶ(サポート、キャッシュバックの額や受け取りやすさ、月額料金、その他)

BIGLOBE WiMAX 2+

キャッシュバックはキャンペーンページから申し込む必要がある

多くのプロバイダはキャッシュバックを提供しているが、本家サイトでは表示が無いプロバイダも多い。これはキャンペーン専用ページから申し込んだ場合のみキャッシュバックを受け取れる仕様だからだ。

極めて分かり難いがそういう戦略なのだろう。キャッシュバックを受けるには理解しておく必要がある。

 

 

電話番号はどうするべきか

0SIM

nuro0simトップ画像

0SIM

WiMAXは音声通話プランが存在しない。つまり080、090番号が貰えずMNPにも非対応だ。この場合はnuroモバイルの0SIMの音声通話付きプランを組み合わせればいいと思う。月額756円(税込み)で電話番号を維持できる。

0SIMは500MBまで通信が無料、500MB~2GBは100MB毎に+100円の従量制、2GB~5GBは1,600円の固定金額になる(5GBを超えると速度制限される)。音声通話プランはこれに756円が加算。

0SIMの従量制の金額グラフ

非常に安い(データ通信プランなら0円!)格安SIMだが、ネット上の速度比較サイトではいつも最下位かそれに近い順位になっている。利用は電話番号維持、通話のみと割り切るべきだろう。

ロケットモバイル

ロケットモバイルのサイト画像

ロケットモバイル

0SIMは通信速度に難があり、あくまで番号維持、通話のみの人が向いているが、出先で少しはネットに繋ぎたいという人にはロケットモバイルを勧める。

神プランの音声プランなら月額948円で電話番号を維持できる。速度は200kbpsと低いが通話に問題は無く、テキスト主体のサイトやradikoなど音声ストリーミングサービスなら利用可能。しかも月の通信量が無制限なので、うっかりネットをやりすぎて高い料金を請求される恐れはない。

気を付けるべきは音声通話プランは2017年7月現在新規契約は停止しており、他MVNOからのMNPでしか契約できない。

0SIMはクレジットカード払い限定だが、ロケットモバイルは公式にデビットカード対応を謳っている珍しいMVNO

私は最初0SIMを検討したが、出先でAmazon楽天で何か買ったり、天気予報を確認することも多いため僅か数百円の違いならとロケットモバイルを契約した。今のところ不満も無い。

ロケットモバイルには招待コードがあり契約時に招待コードを入力すると200円クーポンがお互いに振り込まれる。

招待コード:FGIPNJSTXQ

これは私の招待コードだが気が向いたら使ってほしい。