「NHKの番組が、ひとことで言うと低俗になっていないか。何だこりゃという娯楽番組がいくつも並んでいる」
中田議員の主張は正論でしょう。面白おかしいだけの番組を民放が作るのはしかたない。市場で競争しているのだから視聴率は気にせざるを得ないでしょう。しかし、半ば強制的に受信料を徴収しているNHKは違う。民放のような番組を作るというなら、受信料を徴収せず市場で堂々と競争すべきです。
この騒動後、NHKのコント番組LIFEで暗に中田議員を批判する内容が放送された。この番組は私も見ましたが、何もかも古臭く時代遅れのセンスに溢れていました。こんな20年前にタイムスリップしたような番組は誰も求めていないし、求められていないからこそ民放では作れないのです。新しさではなく懐かしさで視聴率を取るくらいなら引退した方がいい。
時代の最前線から取り残された者達が、NHKという市場から隔離された特別保護区で国民の受信料を使いマスターベーションをしている。そんな事をしてほしくて国民は受信料を払っているのではない。市場競争の中では作れないが必要だ、そういう番組を作ってもらうために払っているのです。
NHKは民放が作れない番組を作るべきであり、そのために受信料という強力な料金徴収が認められている。民放と同じ事をするなら民放と同じ土俵に立つべきでしょう。