dellblorin日記

袖擦り合うも他生の縁

さよならニコニコ生放送

12月のサービス開始初日から「ニコ生」を見ていた私だが、ついにPCに入っていた「ニコ生アラート」を削除してしまった。

最初の2ヶ月位はリクエスト放送、雑談放送が一番多かった気がする。この頃に私はニコ生にハマッてしまい長らく続けてきたわけだが、冷静に考えると始まった当初からあまり面白くなかった様な気がする。それでも見続けたのは自分が参加する様な放送が多かったからだと思う。

初期は本当にリクエスト放送が多くて、動画やゲームミュージックの受け付けなどをやっている放送がメジャージャンルだった。そういった放送は視聴者が参加出来るので個人的に楽しめた様な気がする。
自分のお気に入りのゲーム曲を他の人に聞かせる事ができ、その反応を楽しむ事が出来た。いつも放送が始まる時間までにリクエストするべき動画なんかを探したりもしてましたね。こういうのが楽しかった様な気がする。

今はほとんどが雑談かげーム実況プレイだ。そして大概中身が無い。
上記の初期の放送も中身なんてなかったが、自分がリクエストした動画が流れるまでドキドキする事が出来た、しかし最近の放送はそんな要素も無くただ時間が過ぎるだけだ。実につまらない。

ゲーム実況プレイに至っては、ただ自分がゲームをするけれども何となくその様子をニコ生で流してみてるだけ、という分けの分からん放送がほとんど。まさに垂れ流し。来場者が存在しているという意識は無い、結果来場者はつまらない。金を払ってしている事なので意識する必要は無いとは思うが、やはりそれでは面白い放送にはならない。

初期の頃の放送には来場者に対する配慮があった。理由は始まったばかりのサービスのため、放送者も来場者もどういった距離感を保つかといった事が掴めていなかったからだろう。なので最初の頃は放送者はある程度の節度や公共心は持っていたし、来場者の方もそこまでベタベタする事は無かった。放送者と来場者の間に心地良い距離が空いていた。
今は半年が経過し、ニコ生のやり方遊び方の感覚も定まった様な気がする。グダグダでも結構許される場だという事に気付いてしまい、内容がかなりだらける感じになってしまった。そのため放送し始めの生主も段々と適当な感じになってしまい、来場者を「訪ねて来た知人」から「また遊びに来た友人」に格下げしてしまい、やたら馴れなれしくなり全てがぞんざいになっている感じだ。

あまりに面白くしようという意識の無い放送をしてはいけないだろうし、あまりにも自分本意な放送をするべきではないだろう、といった配慮は結果放送内容の質を上げる事に貢献すると思うんですが、今は完全に無くなってしまった感じだ。最初からたいして無かったと思うが、まだ多少ましだったという事かな。

やる事もないから何か始めましたという雑談と、取り合えず何か分からんが流しているというゲーム実況プレイ放送で埋め尽くされた現在のニコ生は、私にとっては魅力が無くなってしまった。ついでに言えば、サービス開始の頃に始まったお気に入りの放送が次々と生主引退のため消えていったというのも、面白くなくなった原因かも知れません。

という事で、暫くニコ生と離れる事にしました。
また覗く事もあるだろうけど、その時は面白い放送が多くなっている事を願ってます。