dellblorin日記

袖擦り合うも他生の縁

錦戸亮とジャニーズの衰退

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ジャニーズ事務所の影響力が落ちている。Twitterで「錦戸亮」という名前がトレンド入りしていた。関ジャニ∞錦戸亮がジャニーズを退所するという。ニュースを見ると自主退所という体裁をとっているが実質クビのようだ。

headlines.yahoo.co.jp錦戸は元メンバーの渋谷すばるが脱退後、しきりに関ジャニ∞の解散を訴えており、メンバーと摩擦が生じていたという。彼らはすでに30オーバーのおじさんだ。他のメンバーは分からないが錦戸はアイドルを続けていくのに抵抗があったのだろう。

ウェブを漁るとジャニーズファンの間で彼のやる気の無さは有名で、テレビ画面からもにじみ出ていたというから事務所もさじを投げたのだろう。

かつてならジャニーズに後ろ足で砂をかけるように出ていけば、田原年彦のように表の芸能街道は歩けなくなる。だがジャニーズが弱体化し、公取委に注視されている現状では睨みは効かない。SNSなどの登場で個人活動がやりやすくなったのも彼が退所を決めた理由だと思う。

だが、彼のようにちょっと顔のいいだけの人間が多くのファンを抱える人気タレントになれたのは、ジャニーズ事務所の強大な影響力のおかげである。彼はそれを理解しているのだろうか。個人として勝負出来る「タレント」を彼は持っているのだろうか。

芸能人が大手事務所を出るとまず起こるのがスキャンダルの発覚だ。今までは事務所の力でもみ消され封印されていたスキャンダルが、事務所に忖度する必要がなくなった芸能マスコミによって公開される。彼は度々女性スキャンダルを起こしており、そのダメージコントロールも今後は自分で行わなければならない。

自ら仕事を取り、吹き出るスキャンダルに対処し、人気も維持しなければならない。子供の頃から事務所におんぶに抱っこだった人間に可能とは思えない。

今後、彼が急激に露出を失っても、それは事務所の妨害ではなく錦戸亮という芸能人の素の実力だ。何の代表作もない30過ぎの元アイドルが通用するほど、流石に日本の芸能界も甘くはないだろう。あの元SMAP3人ですら厳しいのだから。